待遇と離職率

理学療法士になるためには、4年制大学、もしくは専門学校など国に決められた養成施設を卒業することが第一条件です。
その後国家試験を受け、合格した者だけが理学療法士として医療の現場で活躍することができます。
理学療法士は近年仕事の幅も増え、多くの人が資格を獲得するために挑戦するようになりました。
しかし同じ医療の現場で働いている医師や看護師など比べると、認知度も低く待遇が決していいとは言い切れません。

そのため病院の治療方針や勤務体系、給料などで満足いくものでなかった場合、離職する人が多くなっています。
病院でも理学療法士は、ケガや病気、高齢者介護などいろんな面で活躍できる貴重な人材です。
しかしながら待遇となるとより好条件の環境への転職、整体や治療院として個人事業を立ち上げる人もいます。
最近では独立する人も増え、離職率にも少なからず影響が出ています。

職場の選び方

ます離職率の一番の要因は職場の選び方ではないでしょうか。
職場のスタッフの人数が適しているのかどうか、によっても一人当たりの仕事の負担も大きく異なります。
また独身の頃は、給料ややりがいなど自分に合っているところを見つけることが長く職場で仕事を続けられるコツです。

しかし結婚して再就職となると、家庭を優先して仕事をしたいという人が増えてきます。
そのため時間や労働条件など自分のライフワークに合った職場を見つけなければ、せっかく職場復帰しても退職することになります。
職場を選ぶときには労働条件、そして自分の希望を明確にしてから仕事探しをするようにしましょう。

やりたいジャンルを決める

理学療法士はいろんなジャンルのリハビリを行うことができます。
病院は規模によっても患者の数が大きく異なります。
病院によっては整形外科など専門的なジャンルもあれば、総合病院でいろんな患者さんのリハビリを受け持つこともあります。

いろんな患者さんと接して、病気によって異なるリハビリの経験を積みたい人は総合病院を選ぶべきでしょう。
しかし整形外科などケガや慢性的な痛みによるリハビリなどを主に極めたいという人は、専門ジャンルの病院で理学療法士として活躍する方が適しています。
今後はスポーツトレーナーのようなケガを予防するリハビリ、ケガをしたときのリハビリなどの指導をする分野も拡大していくといえます。

また今後は病院勤務以外でも老人ホームや訪問看護ステーションなど福祉施設でリハビリをする需要が高まっていきます。
老人ホームにはいろんな症状の人がいて、人によって身体能力がまったく異なります。
老化しないための予防を兼ねたリハビリをおこなう人から、立つ、起きる、座るといった基本動作を一人でこなせるようにリハビリをする人まで様々です。
それぞれに合ったリハビリを提案し、現状維持もしくは回復効果など違った視点でやりがいが持てます。