長期間効果がわからない

理学療法士は主に病院で努めることが多い職業です。
理学療法士の資格を持った人のうち約8割の人が病院で勤務しています。
主な仕事は患者さんのリハビリをプランニングして、徐々に日常生活を取り戻せるように指導していくことです。

理学療法士の仕事は、社会復帰するために需要なものですが、様々な苦労もあります。
一番の苦労は、リハビリはすぐに効果がわからないということです。
リハビリを初めて1日2日で効果があると断言できるものではなく、長い人では数か月以上効果がかかるまでに時間がかかります。

倫理上効果があるとわかっていることでも、人によって差があり効果がなかなか時間できない場合も出てきます。
効果が見られないときの不安や焦りは常に抱えながら仕事をしなくてはいけません。

また高齢者の筋力の維持や体にマヒがある人の身体能力の悪化を予防するためのリハビリも行っています。
現状を維持することの大変さや悪化しないよう気を配ることが、前向きな治療とは異なり効果がわかりにくいためやりがいを見出しにくくなります。

治療方針の違い

リハビリ治療に関しては、ある程度の型が決まっていてそれに合わせて治療方針も決まっています。
そのため治療法と患者さんの状況に合わせてリハビリを選択していきます。
徐々にリハビリの効果が表れてくるようになったらステップアップするなど改善していきます。

ただし一般的な型があっても、細かい治療方針に対する考え方が違うと、どうしても衝突が起きてしまいます。
まったく同じように指導を受けているとは限らないため、考え方ややり方ですれ違いが起きてしまいます。
自分が必ず正しいと思いすぎるのではなく、柔軟な対応をしながら曲げられない信念だけは持ち続けると仕事がしやすくなります。

知名度の低さ

理学療法士と聞いてすぐにどのような仕事の内容か説明できるでしょうか。
病院勤務者は、医師や、看護師、放射線技師など言語から職業が想像できるものが多いです。
しかし理学療法士は認知度が低く、詳しく説明しなくてはイメージができない仕事だといえます。
説明を受けると誰もが身近な職業だと思い、理解を示してもらえます。

最近ではどの病院でもリハビリ専用の場所を構えるほど重要性は高まっています。
だからこそそこで働く需要な役目である理学療法士の知名度もあがると、社会的にももっと認められた仕事になるといえます。
そして理学療法士は、国家資格を必要とする立派な仕事です。
仕事に対して誇りを持つためにも認知度が高くなることがやりがいにもつながります。